Tuesday 31 August 2010

【Diary】8月のFBと9月の目標

はい。恒例のFB&目標作成ver.Aug-Sept。
8月の目標は、
・今の生活習慣を定着させる
・APの問題集買って一通り解く

目標①に関して
達成できたと思います。
5:00起床
→7:00日本橋スタバ到着
→8:00まで情報処理関連の勉強
→8:30始業
→17:15終業
→18:20スタバで勉強
→19:30帰宅
→20:00までランニング
→夕飯→作業

帰宅後夕飯食べたあとはグダグダしがちなので、
棚卸して改善する余地がありますが、とりあえずは満足いく結果。
先日会った後輩が3週間続ければ習慣化されるということを言っていたので、
ほぼ習慣化された(であろう)このサイクルを維持したいと思います。

・目標②に関して
こっちもほぼ達成。
理解したかどうかはこの段階では置いておきます。
翔泳社の「応用情報技術者合格問題集」を購入し、
朝の勉強はこれを解いてました。
直近の試験の午後問だけ解き終わってませんが明日にも終わります。
今までの所感と今後の進め方は下記で。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というわけで、8月はほぼ目標を達成できました。
毎日続けていた日経平均株価の定点観測も2ヵ月続いていることに今手帳を見て気づきました笑

で、手帳を振り返ってみると、留学から帰国した友達に会ったり、グループ会社の後輩と飲んだり。
同期と映画も見に行きました。久々に大人数の前でスピーチっていうのもありましたね。
1年振りにイベントで知り合った知人に会ったり、バイト時代の友達とローカル夏祭りも行きました。
2年振りに学部の先輩とも再会もありました。

新しいPCも来ました。

あ、もちろん富士山登山ていうビックイベントも。
業務も暇かと思いきや、HTML、ACCESS VBA、フロー図作成、J2EE、Struts、Java、その他諸々庶務と結構やらせてもらってます。特に最近は地味に忙しい気もする笑

また、会社の先輩や本を通して学ぶこと、目指す方向性に対する示唆が多い月でもありました。
特にほぼ週一でメールをやり取りしていた人がいて、その影響はかなり強い。
毎回モチベートされてる。

学生の頃はいつも夏はバタバタしていて充実していた思いが振り返ってみるとありますが、
今年の夏も充実していたんじゃないかと思います。
悪くない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そろそろ9月の目標を。
9月は半ばに8連休の夏休みがあるのでリズムが崩れそうですが、
そこはもう端から例外ということにしたいと思います。
思い切り好きにやろうと。

そんなわけで目標は、
①APの勉強を進める
②時間管理のためにデータを取る
③NLPの資料をまとめる
④簿記の勉強を再開する
⑤Javaの勉強を始める


③、④と⑤はそのままなんで、置いといて。
①に関しては、今のところ過去問を解いてみて、
午前問題→正答率50~60%
午後問題→正答率40%程度(記述問題の採点が曖昧)
というのが現状。
基本的に午前・午後両方とも60%が合格ラインなのでもうひと頑張りすればなんとかなりそうです。

戦略的には、

午前問題は、
テクノロジ分野:60%
ストラテジ・マネジメント分野:70%
が目標ライン。

午後問題は、
経営戦略×2、ITサービス、プロジェクトマネジメント、システム監査をメインに、
+αでデータベースと情報セキュリティの勉強をしていく予定。

10日まで今の手持ちの参考書で勉強して、
その後夏休み中に過去問題集を買って一冊仕上げます。
その後は様子を見ながらまた別途考えようかなと。

②に関しては、
帰宅して夕飯食べてからの時間の使い方をもっと効率化できると思ったので。
来月は1ヵ月間1日の行動をExcelか何かに落として記録を取っておこうと思います。
ちゃんとした記録があれば棚卸しやすいと思うので。

そんなわけで、来月も頑張ろうと思います。
ぬんぬん。

Monday 30 August 2010

【Clipping】東洋経済 2010年8月28日号より

お休みが一週間あったので、久々に東洋経済読んだ気がします。
まぁ先週届いていたものをバタバタしていて読めなかっただけなんですが。。。

この号では「『ニッポン化』する米国 円高70円台の必然性」という記事がインパクトありました。
最近の円高はおかしいと思いますが、
一つの手法として購買力平価(http://www.findai.com/yogo/0201.htm)を用いると、
1ドル=111円がIMFの計算で出ているのに対して、
日米の消費者物価を利用して購買力平価を算出すると今年の6月のそれは1ドル=78円になるらしいです。

経済は先が読めないので、
円が過大評価されるパターンと過小評価されるパターンで50円近くも価値が違うらしいです。
が、理論値的には70円台に近づくことになるとか。

1ドル70円台て。。。苦笑
記事の推測だと米国も欧州も円高による通貨安の方が都合がよいと推測していて、
円高圧力が弱まるのはそれらの国の経済が息を吹き返すのを待つしかないとの予想。

先が見通せない面白い状況ですね。

Sunday 29 August 2010

【Diary】富士山に登ってきました。

8月ももう終わりですね。早い。
昼間は全く秋の訪れを感じることもありません。
夜はちょっとずつ秋っぽくなっているような気もしますが、
まだまだ暑いですねーorz

なので、あまり夏が終わる感じもしませんが、
とりあえず今年の夏最大のイベント(暫定)、富士山登山に行ってきました。

事前に周囲の友人・知人からアドバイスをもらっていたので心構えができていたためか、
はたまた1ヵ月前からの1日30分ランニングが功を奏したのか、
とりあえず高山病にかかることも、怪我をすることもなく頂上まで行って帰ってくることができました。
思っていたよりは楽だったかなと。
大変だったのは下り道と一泊した山小屋の寝床が奴隷船貿易状態だったこと笑

今回の目的はご来光を頂上で見ることでしたが、本当に感動しました。
最近、こういう大自然の風景には触れていなかったので、本当に新鮮で・・・。
ご来光の優美さと、空の青さに魅了されました。
雲海の下にある大地という風景も、神秘的で好きになりました。

またもっと体力をつけて再度行ってみたいなと思います。

さて、明日からまた仕事。
なんだかんだ配属されてから1ヵ月立ちましたが、
自分は相変わらずマイペースに飄々とやって(いると思います笑)おります。
とりあえず自分の目標を念頭に、9月以降もやっていきたいなと。
9月はちょっと遅めの夏休みもあるし、好きな季節にどんどん向かっていく筈なので楽しみです。

それでは。

Sunday 22 August 2010

【Review】【Book】「働きがい」なんて求めるな。

大人とは「尊敬」されるか、「怖がられる」か、「憧れられる」か、もしくはその全てでなければならないものだと筆者は述べている。高度経済成長期の大人達は自信に満ち、筆者の定義する大人の条件を満たしていた人が沢山いた。なぜなら当時は基本的に努力すればするだけ日々豊かになり、物質的に富んでいく時代だったからだ。しかしながら誰もが幸せになれる一億総中流的な幻想は終焉を迎えた。この先が見通せない時代においては、いち早く自分を確立した人「だけ」がその中で成功し、自信を持った大人になれる可能性がある。
 また、世間では「自然体」で生きることに対して無条件的に肯定する向きがあるが、基本的に仕事はトレーニング(練習)であり、練習とは基本的に不自然なものなのだ。例えばテニスの練習で素振りを100回も200回もすることは決して自然体とは言えない。不自然である。不自然な程練習で努力することで本番でも「自然体」で成果を出すことができる。ゆえに最悪の丸投げ環境に身を置き、練習を積み重ねることが成長への道となる。
 「成長」とは学問や何かのマニュアルのように体系だったものでは決してない。しかしながら成功のための条件とは変化の時代を泳ぎ切れる能力を成長のチャンスをものにすることである。
 そのチャンスを得るには他人に足並みを揃えている場合ではない。現在他人との心の繋がりを大切にする人が沢山いる。それはそれで大切なことだが、親子関係のような(これも現代では少し怪しいが)裏切りのない関係は基本的に存在しない。なぜなら、根本的に人の感情は変化するものだからだ。他人に永続的な心の繋がりを求めるのはただの甘えである。
 また、仕事でも人生でも優先順位を付けるべきだ。そのためには自身の信念とそれに従うルールが必要となる。
 根本原理や文化や思想といったものに全く興味を持たずに受け流して、日常の仕事に直接関係する現象だけにしか目を向けない人が多くいるが、それではいけない。リーダーはゼロベース思考とプリンシプルをもって、長期的な視点で損得を考えつつ、判断の難しい問題はできるだけ短いスパンでその損得を判断するのが理想だ。
 何よりも、この国はあまりに長く春が続きすぎたのかも知れない。国民の多くが社会に寄りかかり、誰かが何かをしてくれるのを待つという姿勢になってしまった。言うなれば一億総他人まかせの状態だ。
 今一度上記のような筆者のメッセージを踏まえて何をするべきなのか一人一人考え、行動する必要があるだろう。

Saturday 21 August 2010

【Review】【Book】アイデアの作り方

ジェームス W.ヤング,今井 茂雄
阪急コミュニケーションズ
発売日:1988-04-08
「知識は優れた創造的思考の基礎ではあるが、それだけでは十分ではない。知識は、良く消化されて、最終的に新鮮な組み合わせと関連性をもった姿となって心に浮かび出てこなければ意味がない。」
アイディアを生み出すとはこういうことではないだろうか。
この世界を組み立て直す側の人間(スパキュラトゥール)は常に新しい組み合わせに夢中になっている人間だ。 
アイディアの作り方は何も特別で曖昧なものではなく、アイディアも車の製造と同じで一定の工程を経て作り出していくものだ。 どんな技術を取得する場合にも、学ぶべき大切なことは第一に原理、第二にその方法である。 
まず原理であるが、アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない。既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する所が大きい。
よって事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習慣が、アイディア作成には最も大切なものとなる。 
次に方法であるが、これには前述したように一連の工程が必要となる。第一に資料を収集するフェーズだ。
資料は特殊資料(自身の興味・専門分野、また業務領域など)と一般資料(世の中のトレンド、ニュース、雑学・・等)。 この資料を集める過程でカードを用いると後々事実の組み合わせをしやすいのは明白だろう。
資料集めは当たり前すぎて疎かになりやすいが、この資料集めのクオリティがアイディアの創出に大きく作用してくる。
次の過程はここで集めた資料を咀嚼することだ。資料あつめの段階では読み流していた部分も徹底的に咀嚼してみる。そしてアイディアを考えてみる。
この過程を過ぎると、当然のように煮詰まってアイディアに詰まるフェーズにはいる。このフェーズに入ったならば、完全にこの問題から心を放して全く違うこと(映画を見たり出かけたり)をする。
そうすると突然、ふとしたタイミングでアイディアが浮かびあがってくるので、それを捕らえることが重要だ。
そして最終フェーズはそのアイディアを現状に則したものへカスタマイズ(具体化・展開)していく必要がある。アイディアが潰えるのは実はこのフェーズが一番多い。
アイディアを生み出す過程とは大まかに言えばこのようなものだが、最後に筆者からこのようなメッセージが書かれている。「年輪を重ねるということは、諸君が活動的で生き生きとした感情と生活を放棄しない限り、諸君の貯蔵庫を豊富にするのにかなり役立つものである。」。また、「経験を直接的・間接的に絶えず広めてゆくことはアイディアを作成するどんな職業にも極めて大きな影響力を持っている。」とも述べている。
アイディアを生み出すためには一定の過程を経なければいけないこと、そして様々な経験を積み重ね、生き生きと生きることがアイディアマンになるために重要だということだろう。

Monday 16 August 2010

【Review】【Book】ポケット図解 ピーター・ドラッカーの「事業戦略論」がわかる本

 企業にとって、究極的に言えばその目的はたった1つのことである。その目的とは「顧客の創造」だ。ドラッカーは「顧客の創造」という目的を達成するための手法としてマネジメントの必要性を唱えた。
 顧客創造のための事業戦略には大きく分けて3つのフェーズが存在する。第一に「事業についての分析と診断」。次に「事業のあるべき姿の明確化」。そして、「あるべき姿への移行策の立案」という3段階のフェーズである。事業を分析するための手法としては、業績をもたらす「製品」、「市場」、「流通チャネル」のそれぞれに対して利益貢献分析、リーダーシップ分析、製品分類分析、資源配分分析を行うことでかなり精緻な分析を行うことができる。
 また、顧客を創造するため企業にとって必要な基本機能はたったの2つである。「マーケティング」と「イノベーション」だ。前者は「自分たちの事業とは何か?」という根本的な所からスタートし、「顧客は誰か?」、「顧客はどこで買うのか?」、「顧客は何に価値を見出すのか?」という部分を明らかにし、買わないことも選択できる第3者に、喜んで自らの購買力と交換してくれるものを提供できる状態を創り出すための作業となる。
 一方、イノベーションとは「明日何をするかを決定することではなく、明日をつくるために、今日何をするべきか」を問う作業となる。ドラッカーはイノベーションを「製品のイノベーション」、「社会のイノベーション」、「管理のイノベーション」の3つに分類している。そしてイノベーションの起こすためには7つの機会を見逃してはならないとしている。7つの機会とは、「予期せぬ事の生起」、「ギャップの存在」、「ニーズの存在」、「産業構造の変化」、「人口構造の変化」、「認識の変化」、「新しい知識の出現」である。
 この7つは信頼性と確実性がともに高いものから並んでいるが、何より重要なのはこの7つの機会に含まれているすでに起こっている事象、ドラッカー曰く「すでに起こった未来」を見逃さないことだ。その作用が出るまでに時間がかかるため、今はまだ顕在化していない変化があらゆる所で起きている。大雑把に言えば新興国の台頭もその一例でだと言える。このような事象を探し出して今から対策を取ることがイノベーションを生むための道筋となる。
 では、イノベーションを生み出すためにはどのような組織が適当かという所に話を移すが、ドラッカーはイノベーション型組織の条件として、①陳腐化したものを体系的に廃棄する。②現状を分析し把握する。③どのような領域でいかなるイノベーションが必要か検討する。④計画を立てる。の4点を挙げている。
 巨大な組織はどうしても機動力が下がってくる、企業にとっても。また社会的なインフラを支えるような集団でも少数規模のイノベ―ティブな組織が今後求められてくると個人的に強く思う。

Sunday 15 August 2010

【Diary】memorandum 15th Aug

久々にふつーに日記でも。
茹だるような暑さが続いている今日この頃。
部屋でふつーに寝てるだけで体重がドンドン減って行く摩訶不思議減少が起こっておりますw
また冬になると太るのでこの時期に痩せ貯めておく必要があるのですが、
それでもこの暑さにはちょっと参りそうです。
平日の夜、土日の昼と夜はランニングに行くのが最近習慣づけようとしている項目ですが、
土日昼にランニングに行くともれなく汗まみれになって、若干変質者気味です。ヤバ。

そんな暑さが続いているせいか、先週は睡魔に襲われ死にそうでした。
特に週の後半水~金の勤務時間(特に午後の初め)が・・・。
コーヒーにガムを重ねて耐えようという努力及びファイティングポーズは取りましたが、
耐えきれずトイレで10分ほど寝てしまったりとか・・・w
朝と帰りのスタバで勉強中に、爆睡。
会社から帰ってランニングだけして、爆睡。
昨日に至っては計3時間程しか起きておらず、あと爆睡。

成長期の子供か・・・・!
と思わず自分に突っ込んでしまう程の寝っぷりでした。

眠たいのと眼が痛いので先週後半はメガネ出勤しましたが、
基本メガネだとやる気が出ないので業務の生産性も下がっていたかも知れません。
やる気でない→生産性上がらない→眠くなる→やる気でない→・・・・・
の無限一人ループでした。

で、そんな感じの状態でmixiで呟いたら
「仕事つまらないの?」
と言われたので、今一度考えてみました。

で、今の仕事に特に遣り甲斐とかは求めていないので、
「仕事がつまらない」とは「やりがいがない」とかは言い訳にしてはいけないことを再確認。

今の会社に求めている事は「仕事の内容」云々というよりは、
学生時代には実感できなかったことを知り、
組織の在り方(盛衰)を知り、
自身の位置を知り、
学習の習慣を身につけ・・・等々、入社前に自分の中に規定したことがあった筈。
そういった意味ではお金をもらいながら学習できている今の環境は悪くないと。
何人かは認め合える先輩社員もいたし、推移としては悪くないんだよね。
ただ、意外に性格が短気なので現状にイラッとくることはありますが・・・w

とりあえずは期限までに目的を果たして、
目標を達成して次のフィールドにいきたいと思ってます。
がんばります。

Thursday 12 August 2010

【Programming】ちょっと実験2

name:not null
number:number
max:max8文字

・・・・お、これはできるみたいだね。

ちゃんとfunction機能してるかな??

【Review】【Book】不透明な時代を見抜く「統計思考力」

神永 正博
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2009-04-15
 データを正確に分析する力は、自力でモノを考え社会でサバイバルしていく上で非常に大きな力になる。
 筆者は何か記事や論文といった文章を読む際には文章そのものより先にデータを読むことを勧めている。データを先に見る。しかも誰も解釈する前の生のデータを見る。そして自分の意見や仮説に反するデータを読む。これがデータを正確に読むための、また社会で何が起こっているか正確に分析するための第一歩だ。データを読むときにはその指標(例:合計特殊出生率)がどのようなロジックで求められているかということを把握する必要がある。また、データを読む時、人はどうしても一部のデータだけ見て判断を下してしまいがちになる。ゆえに常に違った方向からデータの分析を考えることが正確に物事を判断する上で必要となる。
 このような意識を持って臨むと「若者は本を読まなくなった」、「小泉政権以後、格差が拡がった」といったある種の通説に対する見方が変わってくる。
 データ分析をする上で、平均や分散、正規分布・べき分布、相関といった考え方は押えておきたい。分布の中にもガウス分布やワイブル分布といった種類が存在し、学ぼうと思えば奥が深いが、さしあたって重要なのは上記の考え方を理解すること。そして、データで分析したこと以上の事象が実社会では起こる(「事実は理論より奇なり」)ということ忘れないようにすることだ。
 データを見ることを意識し、データの読み方を知る事で社会の見方は確かに変わる。しかし、そこに囚われてはいけない。なぜなら実社会、特に経済現象においては私たちが全く予想だにせず、予測もできないような事象(ブラック・スワン)が想像以上に頻繁に起こっているからだ。
 筆者は末尾に「自力で考えることの最大の敵は、自分には分かっているという過信です。一番難しいのは正気を保つことなのです。正気を保つために、データ分析ほど強力な薬は他にないでしょう。」と述べている。
 ジニ係数を初めとした概念や分析手法を知り、データを分析する癖をつける。そして自身の分析に固執するのではなく常に違った視線からそのデータを分析するようにする。この2つを実行することで、統計思考力を鍛えていくことが、見通しが不透明な社会でサバイバルしていく上で心強い武器になるだろう。

Tuesday 10 August 2010

【Review】【Book】プレゼンスマネジメント

プレゼンス(外見や他者から見える在り方)をマネジメントする必要がある。なぜなら、人間には一瞬で他者を見分けようとする防衛本能があるため、他者の中身を知る前に外見(プレゼンス)の段階で人を判断することが多いからだ。「中身」が大切なのは大前提であるが、「中身」が「外見」を通じて正しく周囲に伝わらなければ、それは周囲にとって「中身」がない同然である。ゆえに自身のプレゼンスを自身で適切に管理する必要性がある。
 プレゼンスの印象の良さを効果的に上げる方法として、筆者は「あご」、「眼」、「声」、「距離」の4点をまず挙げている。それぞれに関して位置や間隔、スピード等を意識・調整することで他者に対する印象はガラッと変わってくるであろう。
 また非常に印象的な点として、筆者は「話す姿」よりも「聞き姿」の重要性を挙げている。人は自身の話す姿に関しては多かれ少なかれ意識しやく、手入れが届いている人も多いが、「聞き姿」に関しては意識して行えている人が少ないと述べている。相槌のタイミング・種類、アイコンタクトのスパン、身の乗り出し方等色々な要素があると考えられるが、人は基本的に自分の話を聞いてもらいたがる傾向が強い。よって「聞き姿」を意識してマネジメントすることはプレゼンスマネジメント上、非常に有意義だと言える。
 一方、「話し姿」としては3つの示唆がある。まず1つは、話しかけ方において3つの輪を意識することだ。3つの輪とは「1の輪(独り言)」、「2の輪(1対1)」、「3の輪(自分対多数)」である。この3つの輪を意識し、組み合わせることで効果的な話し方を狙える。
 2点は本当に話したい話題、自身が感動した話題に関して具体的に「淡々記述する」つもりで話すことで、自身の気持ちを鮮明に伝えることができる。
 そして3点目は、野球選手のイチローが打席に入る前に一連の決まった動作を行うように自身にとっての儀式を作ることだ。これは大衆の前でスピーチを行うときに特に有効になってくる。自身にとっての1つの儀式を作ることでニュートラルな心理状態でスピーチに臨むことが可能となる。以上の3点が「話し姿」のプレゼンスを向上させる上で効果的な施策だと言える。
 また、他者からの見え方として、アクノリッジメント(存在承認)のスタンス(表情や視線)を取る事も重要だろう。
 そして最後に、最も重要となるものは自身の「軸」を持つということだ。人として、またはリーダーとして、何を一番大切にしたいのか、何を成したいかという部分が明確であれば自身の発言やスタンスがブレることが少なく、一貫性があるという風評を得ることでき、プレゼンスの向上に寄与すると言える。また、自分の目的に対する確固たる意識を持つことは内面から外面へと良い効果をもたらすだろう。

Monday 9 August 2010

【Clipping】東洋経済 2010年8月14-21日号より

ここ最近上司とのやり取りの中でキーワードの1つとなっていた「哲学」特集だったので、
ちょっと楽しみにしながらページを捲ったのですが・・・
最初の特集はあまり心に響かなかったかなぁ。

政治哲学の特集として、
リベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアニズム、コンサバティズムの立場から、
15個のテーマに関して各々の哲学がどのような姿勢を取るかが延々と書いてあるのですが
・・・正直どうでも良かった笑

いや、大事なんだろうけどそんなに綺麗に主義主張って分かれるんですかというのが正直な感想。

ただ、その後のマイケル・サンデルと大前研一のインタビュー及び書籍紹介はとてもタメになりました。
哲学的思考を学んでみたいと思います♪

Sunday 8 August 2010

【Review】【Book】戦略プロフェッショナル・ベーシック・スキル

右肩上がりの経済成長が崩壊したため、既存の会社との関係が崩れた。筆者は終身雇用・年功序列の既存の雇用関係を「バインディングモデル」と定義し、そのモデルから人材が流動的な「モビリティモデル」へと移行していること、またそれに伴い人材として求められる要素が企業に対する忠誠心からマーケットバリュー(市場価値)へと変わったと述べている。
 そのような背景の中で、資格(ITや語学、またその他専門資格)取得が重要視されている向きがある。しかしながら、そのようなスキル(筆者はこれをテクニカルスキルと定義する)は時間によって重要性・有効性が変化するものであり、そこに傾注することはリスクが高いと警鐘を鳴らす。
 筆者はテクニカルスキルではなく、その前提であるコミュニケーション・スキル、コンセプチュアル・スキル、そしてプロフェッショナル・スタンスの取得こそが重要であると、25章に分けて以下のスキルを紹介している。
 コミュニケーション・スキルとしては「信頼形成」、「影響力」、「メタファー技術」、「対比技術」、「極論技術」、「ストーリー化」、「ディスカッション・コントロール」。
 コンセプチュアル・スキルとして「分類とラベリング」、「マトリクス」、「図式化と業務フロー図」、「数字のハンドリング」、「因果関係の把握」、「組み合わせ」、「サマライズ」。
 プロフェッショナル・スタンスとしては「パーソナルアイデンティティ」、「スペシャリティ」、「期待値調整」、「スタートダッシュの効用」、「テンションコントロール」、「コラボレーション」、「「憶病さ」の効用」、「セーフティゾーンの判断」、「セルフモニタリング」、「4年目の天狗」、「区切られた時間」。
 以上の25個の要素に関してその重要性と効用を述べているが、筆者が考えるスキルの在り方、つまりプロフェッショナル・スタンスを土台としてコミュニケーションとコンセプチュアルの両スキルが存在し、その上にテクニカルスキルがあるという考え方を考慮すると、全体を通じて一貫しているロジックが浮かび上がってくる。
 そのロジックとは自身のアイデンティティを設定することでスペシャリティ(専門分野)の確立を目指し、信頼性や影響力の向上を達成し、そのことによって仕事を獲得するというものだ。コミュニケーション・スキルやコンセプチュアル・スキルは信頼を獲得するための有効な手段ではあるが、その前提としてパーソナルアイデンティティが確立していることが非常に重要となってくる。
 筆者はパーソナルアイデンティティ(自身のドメイン)を設定する上で、must(すべきこと)、want(したいこと)、can(できること)の3点を考慮し、目指すべき方向性を定義して、その分野に集中することが重要だと述べている。また、ドメインの設定と達成、そして再設定を繰り返していくことが自身の可能性を拡げていくとしている。

Saturday 7 August 2010

【Review】【Book】ドラッカー流 最強の勉強法

前提として、この勉強法を考え背景にはドラッカーが提唱した知識社会(knowledge society)という考え方がある。この知識社会においては、知識が最も重要な生産手段となる。ゆえに勉強を継続することが生産手段を確保し続けるための手段になるとも言える。
筆者は勉強を2つの種類に分けて考えている。一つは短距離型の勉強。もう一つが長距離型の勉強。
前者を端的に表した例として資格試験や受験勉強が挙げられる。勉強の本質そのものよりは、どちらかと言えば「試験に受かるための勉強」という色が濃くなるのが前者である。勉強のきっかけを得るという意味では、短距離勉強を評価することができる。
しかしながら、「受かること」が優先された勉強では試験に合格した時点、もしくは試験が終わった時点から知識の劣化が著しく始まる。加えて、知識は可変で今の時代においては非常に速いスピードで陳腐化していく。よって長距離型の勉強が重要となってくる。
前提に戻るが、現在の社会では知識が最も重要な生産手段である。ゆえに、継続的に知識を吸収し獲得しなければならない。 
筆者が提唱する勉強法として3年3ヶ月勉強がある。向こう3ヶ月の勉強テーマを設定し計画に基づいて勉強するとともに、3年計画の勉強も計画し同時平行で勉強を行う。これによって、一つのテーマに関して専門性を深めるとともに、様々な分野の勉強を行い自身の視野を広げることができる。 
勉強のテーマを設定する際に留意しなければならないポイントが3つある。「強み」、「機会」、「価値観」の3点である。
「強み」とは自身の強みを鑑み、それを活かし他者との比較優位を形成できるようテーマであること。
「機会」とは「すでに起こった未来」、「新しい現実」を見つめ今後の未来を予想し、その時に重要となってくるテーマであること。
そして「価値観」とは自身の持つ価値観と一致したテーマであることである。この3つのポイントが重なり合うテーマが勉強のテーマとして最適であると筆者は述べている。 
また、勉強を進めていく上で目標を管理することが重要となる。そのための手段として目標を成文化するとともに、必ず機会を設けてフィードバックを必ず行うことが挙げられる。
そして、SMARTな行動計画を立て(特にデッドラインを決めること)、時にはインセンティブを持たせて自身のやる気を継続させることが必要となる。達成感を「見える化」することもモチベーション維持の観点で良いと言える。
勉強が継続できないのは目標や成果物(アウトプット)が明確化できていないことに起因することが多い。学習の行動計画にはアウトプットの具体的内容、期限、達成のベンチマーク、インセンティブを盛込み、管理する必要がある。 
以上の点に加えて、日々の時間管理を行い分析することで自身にとってのホットタイム(作業効率のよい時間)とバッドタイム(作業効率の悪い時間)を明らかにすれば、より効率的に仕事や勉強を進めることができるようになる。
結論としては、何事にもSMARTな計画が重要であり、そこに対するフィードバックと分析を重ねてより良い勉強習慣を作っていくことが重要であるということが言える。

Thursday 5 August 2010

【Review】【Book】自助論

時間とは消滅するものなり。かくしてその罪は我らにあり。」

ディズレーリの
「顔を高く上げようとしない若者は、いつしか足もとばかり眺めて生きるようになるだろう。空高く飛ぼうとしない精神は地べたを這いつくばる運命を辿るだろう」と
といったような、時代時代の人物の言葉や、マイルズ自身の言葉から「自助」の精神の重要性を説いた本。多分、自分にとってのバイブルになると思う。

「自分自身を高め続けること。」
「習慣付けと反復こそが力であること。」
この2つが全編に渡って説かれてる。

美徳も品性も人格も、全ては日々の習慣の積み上げからしか生まれない。

努力し続けることの重要性を再確認させられる本。

さて、さっきの実験は
失敗だったw

【Programming】ちょっと実験







© Thiemo Mättig,
created in September 2007

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Tuesday 3 August 2010

【Diary】7月のFBと8月の目標

はい。
7月の目標は、
・平日と休日にメリハリをつける
・銀行業務の勉強をする
・英語の勉強を再開する

でしたが、
達成度は、まちまち笑
銀行業務については研修の講義で散々習いましたが・・・・w

しかしながら先月の26日からはかなり良い波に乗れていると思います。
基本的に平日は、
5:30⇒起床
6:17⇒東西線に乗る
7:00⇒オフィスの隣のスタバで業務関連の勉強
8:00頃⇒オフィスに一番乗りして入室チェック

からの勤務で、
18:00頃⇒退社して日本橋寄りのスタバで趣味の勉強
19:22⇒東西線に乗る
20:00頃⇒帰宅

で、御飯食べて、新聞スクラップして、軽くジョギング&筋トレ

土日は友達や同期と会ったり本読んだり・・・。
平日の通勤の行き帰りはpodcastで英語聞きながら行ってるし、
かなり良い流れができつつあります。

なので、8月の目標は
・今の生活習慣を定着させる
・APの問題集買って一通り解く

でん!
この2点でいきたいと思います。
暑さに負けず頑張ります。

【Clipping】東洋経済 2010年8月7日号より

LCC(Low Cost Career)特集でしたが、
それ以上に注目してしまったのがSWIFTの軍事利用に関するニュース。
SWIFTとはSociety for Worldwide Interbank Financial Tetecomunicatioの略で、
今自分が少し携わっているプロジェクトにかなり大きく関わっているものです。

基本的に銀行が外貨を送金する(≒外国の銀行とやりとりする)ためにはSWIFTを使用しなくてはいけないもので、このSWIFTに参加していない中央銀行は日本とアメリカ位だと言われているものです。

で、今回問題となったのはSWIFT上に走っているデータを一部米軍に提供していたということ。
テロ犯の資金源を断つという意味では恐らく有効なんだけど、前提となるコンセンサスを作っていなかったため欧州・米国間で論争になったそうです。

一応議論に決着は着いたみたいですが、今後SWIFT上を流れるデータが閲覧される可能性もあり日本の企業も対応・検討する必要があると。
で、そのシステムを作るのはうちのような会社だとww

かんりセンシティブに反応してしまいましたw

Monday 2 August 2010

【Clipping】東洋経済 2010年7月31日号より

今回は「当たり」でした、個人的に。
鎌田教授の「自助論」のレビューも捨てがたいが、
とりあえず特集の韓国分析についてちょこっと書いてみようかと思います。

数値で改めて韓国の経済成長の伸びを見るとビックリしますね。
確実に日本を射程距離に捉えて数年後には追い抜く感じです。

良くも悪くも、日本人と韓国人の気質の違いがこの成長の違いに表れているという意見。
政治に問題があるんだという理論。
色々な意見はあると思いますが、何やら韓国(の企業)は日本(の企業)に比べて、
挑戦的で「闘っている」感じがします。

モーレツサラリーマンが幸せだったかどうかは置いておいて、
この記事を読む限り韓国では猛烈に働く人が増えていてすごいエネルギーを感じます。

こういう人たちがライバルなんだということを、改めて再認識。
負けないように頑張らないといけませんね。

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