Sunday 8 March 2009

イギリス留学感想 pre1

編集中の振り返り。

ちょっと早いけど留学の1年振り返った時に、想う事は色々あります。
多分この日記はこの国で書く最後の日記だろうから、若干長め。

<反省点>
まず、「嫌いなものから食べる」の心理で反省から。

正直な所、留学の前年度(2007年度)は自分の人生の中でも最もストイックに最も成長し、考えた年だったと思う。
それに比べると、2008年度(留学期間)は自身のストイックさにも、成長性にも正直不満が残る1年だった。
何がその違いを作ったかと言えば、いつも傍らに自分を理解している人間と、大切な人と、必要としてくれる人達、そして支えてくれる家族という存在の有無だったと思う。

別に今年こっちで全く良い出会いがなかったというワケでは決してないです笑

ただ、昨年度は客観的に見てもとても恵まれ過ぎだったため、今年は正直、孤独との戦いでもあったなぁと思います。
何かあっても相談する人が距離的にも物理的にも心理的にも存在しなかった。まぁ元々誰かに何かを相談するタイプではないのですが笑
ただ捌け口がなかったかなと思います。
だから一時期、てか結構長い間心のバランスがどっかで崩れていたし、ちょっと疲れちゃった笑

自分はあんまり人に溶け込むのが下手な方ではないと思っていたけど、適応が完全には上手くいかなかったし、良くも悪くも自分は日本人、そして中央大学の総合政策学部で3年間を過ごしているんだと思うこともしばしばありましたし、今もそう思っています。
そのような、いつの間にか居心地の良い井の中で蛙になっていた自分は自分の中の傲慢さと、良く分からないコンプレックスと、優越意識と視野の狭さを最後まで修正しきれなかったなと。

別にこれは後悔ではなく、発見であり反省です。

ここから学ぶべきことは多いと思います。

<セカイの拡大>
反省点を置いて、ちょっと他の面を見渡せば、完全なモラトリアムでした笑
確実に自分の見識・見分という意味でのセカイは広がったと思います。

【旅行】
旅行という点でみれば、イギリス以外ではフランス(パリ、リヨン、南仏)、スペイン(バルセロナ)、フィンランド、スウェーデン、モロッコに行ったし、イギリスだけで見ても、東西南北、多分同期の子の誰よりもイギリス中を電車と歩きで動き回りました。多分、日本人の中でもイギリスで回った都市・地域だけで言えばトップクラスだと思っています笑

色々な場所に行きましたが、印象的だったのは最初の旅だった英国ランズ・エンド、クリスマスに行ったサハラ砂漠、そして夏休みのナロー・ボートの旅。
ナロー・ボートでオックスフォードからテムズ川を4~5日間男4人で旅したのは、とても良い思い出です。

まぁよく考えてみると、一生ものの思いでばっかだ笑

【人との出会い】
人という面で見ても、今年度はホントに多種多様な人に出会ったと思います。肌の色が違うのは勿論、英語以外の言語もバンバン聞いたし、宗教の違いも感じたし、考え方、人への接し方、生き方、文化のありよう・・・云々かんぬん。
どんだけ多種多様なのさって感じでした。
また、外国人(という言い方が正しいかは疑問ですが)だけでなく、プログラム同期の日本人やこっちで出会った日本人も、あんまり日本では会った事もないキャラクターな人が多く、なんだか苦笑いの連続だったと思います。「ははははは笑」みたいな。決して悪い意味ではないので、悪しからず。

僕も日本では「変わってる」って言われる事がしばしばありましが、そんなの比じゃなかったからサ。素じゃなかったのもあるけどさ。濃いメンツに囲まれていたと思います。

なんていうか、怖いものみたさではありませんが、今後どんなキャラ強い人に出会ってもあんま驚かないような気がしてなりません。
これもある意味成長だと・・・言えるのか?笑

【インターン】
これもまた、見聞を広めてくれたと思います。
JETROでやった5か月間のインターンで特に「このスキルが身に付いた」とかはありません。てか、そういうインターン(非常にプログラムされた日本のインターンみたいなやつ)ではなかったので。
でも直属の上司も、職場の方も人間的にできた方が多く、見習うべき所が沢山ありました。
また、上司の計らいで話を聞けた商社マンやメーカーの方、その他社会人の皆さんとの出会いは、主に良く、時に反面教師的に(笑)自分の中に落とし込めるものをもたらしてくれました。
仕事の内容は今までの経験の中でやったことがあるものの使用言語が日本語から多少英語に変更する場所がある位で、そんなにすごい発見があったわけではありません。
しかし、実際に社会に近い場所で働くことは未来を具体的にイメージするという点でとても有意義でした。
政府系機関という事で、ビジネスの面だけでなく、省庁というガバメントと関わっている話を聞けた事も貴重な体験だったと思います。
JETRO発行の情報誌の原稿を書かせてもらったり、欧州最大規模の食品見本市の日本パビリオンの運営を手伝わせてもらったり。。。色々な所にも連れて行ってもらったし、本当に充実したインターンだったと思います。
社会人であることとインターンであることの違いの中で、なんとなくジレンマを感じる事もありましたが(責任の所在の薄さとか)、それを入れても貴重な経験だったし、JETROインターン受け入れまで手伝ってくれた前チューター、それにJETROの職員の皆様には感謝しています。

他にも色々あったと思うけど、思いだせるだけで面に3点ほど、広がったセカイをつらつら述べて見ました。

<英語>
英語は・・・・どうでしょう笑
明らかに伸びたとは思います。というか、伸びました笑
TOEICのスコア的には多少不満があるけど、それでも実際に「話す」事ができるようになったのは大きいかなと思います。
ただそれは、一人で海外に来るのが初めてだった事や英語を実際使う機会がこっちに来るまで全然なかったことを考えれば、当然の結果なんだよね笑
どんだけ頑張ったってネイティブにはなれませんし、根本的に理解しあうことは難しいけど、ここで一歩を踏み出した英語が上達することはあっても錆付かないように、日本帰ってからも勉強しなきゃなと思います。

<総論>
一年間というのは何かを失って、何かを得るには十分すぎる長さだったかな。
得たものの中には今後の人生で役に立ちそうなものがいっぱいあるし、失ったものの中には、かけがいのないものもありました。

人生は生きる限り、迷うものだ

とどっかの誰かが仰った通り、今年は迷いだらけだったと思います。
そして今後も多分迷い続けるけど、だからこそ人生面白いのかも知れません。

楽しかった想い出と、反省を糧に日本での生活を充実させていくのが今年度の目標。

最後に、一年間という時間は今まで出会った友達を順繰り思い出すには十分な時間の長さでした。みんなにはとても感謝しているし、時々メールしてくれた方には特に最上級に「ありがとう」を言いたいです。
「応援してないし。」と言う人もいると思うけど笑、それでも時々顔を思い出しては勝手に「どうしているのかなー」と想像を巡らしていました笑

帰ったら会いたい人が沢山いることは、とても幸せなことだと思います。

なので最後に「ありがとう。」

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