Sunday, 28 June 2009

Review 【ハゲタカ】

「玉山鉄二、イケメンや。」とか「栗山千明、やっぱ美人。」とか月並みな感想をまず覚えたハゲタカ笑

ファンドマネージャーが主人公の言わずと知れた、有名ドラマの映画版ですね。
参照はコチラ→http://www.hagetaka-movie.jp/index.html

いや、でも2時間ちょいがあっという間でした。

「“Greed is good”の時代は終わった。」
という印象的なセリフがありました。
個人的にはこれはポスト・サブプライムとそれ以前の経営の在り方、というよりは心とか精神的な部分で「こうあって欲しい」という願いにも聞こえたかな。
サブプライムから連続的に起きた不景気によってそれまでの経営を改められる、淘汰される、再建への道を選んだ、若しくは選ばされた企業・人。
それでも、俄か知識ですが、景気が底打ちしたということで徐々にマーケットは動き出しているらしいし、どこぞのサッカーチームは普通の人が一生かかっても稼ぎきれないお金でバンバン選手取ってるし・・・。
巨大なマネーゲームは終わってない。
そこには強く深く、”Greed is good”の精神が根付き、息づいていると思います。

あと、
「”誰か”になるんだ。」
という科白も印象的だった。
企業にとって結局の所、労働力は歯車のパーツであり、そこには意志が介在しない方が扱いやすい場合もきっとあって、でもそこで働く人たちは人間であり、一つの意志を持つ個であるから、そこに矛盾と搾取が生まれると。
人生は唯一無二の「誰」というアイデンティティを獲得する旅みたいに個人的には思うから、そんな扱い方されたらきっとやってられないと思う。でも、割と世の中それが普通だったりするんだよね、きっと。

最後に、最も印象に残ったシーンは、
玉山鉄二扮する中国系ファンドのファンドマネージャーが、(多分、マンダリンホテルで)騙していた(戦略的に駒にしていた)派遣労働者の青年に異様な感じでお金を拾わせるシーン。ちょっと文章という形では上手く伝えらる程の筆力がないので、難しいですが、本当に異様で、なんか個人的にすごくインパクトのあるシーンでした。


他にも芝野さんが「こんな時代だからこそ、夢や希望を語るリーダーが必要なんです。」と熱く語るシーンとか、株の投げ売りでどんどん株価が下がっていくシーンとか、「強い種が必ず育つわけではない」と書かれたノートとか・・・色々印象的なものが沢山あった映画でした。

こんな感じのハゲタカ。小説で続編出ないかなー。
DVD出たら、買おっと♪

あ、劇場には割とかっぽぉがいらっしゃいましたが、個人的にはあんまかっぽぉで見に行く感じの映画ではないかなと思いました笑
いちおう参照までに笑

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