Monday 18 October 2010

【Clipping】東洋経済 2010年10月6日号より

多分、応用情報技術者受かりました!いぇい♪

さて、久々に東洋経済のレビューです。

大学特集だった今号。
母校中央大学も何カ所か載っていておぉと思ったりもしましたが、
もはや大学ってなんか隔世の感がw

今週号で特に面白かったのは、佐藤優さんのコラム。
「大学で学んだ知識は実務にも十分役に立つ」というテーマの中で、
「「想像の共同体」論で尖閣諸島沖問題を考察する」というパートがあるのですが、
なるほどねーと思いました。

ベネディクト・アンダーソンの同論の中で、民族が形成される過程において「敵のイメージ」は不可欠というアイデアがあるみたいですが、
チェコ人にとってのドイツ人
ポーランド人にとってのロシア人
アイルランド人にとってのイギリス人
がそれぞれ「敵のイメージ」を形成しているのと同様に、
中国(人)にとっては日本(人)がそれに該当しているという論理で話が流れていきます。

中国の昨今の本格的な近代化に伴う随伴事象としてのネーションビルディングの中で、
想定敵である日本が必要であり、また日本がその機能を果たしている以上、中国の近代化が完結するまでは尖閣諸島(や靖国問題)と同質の問題は常に起こり得るものであるという論。

なるほど、そういう見方もあるんだなと思いました。

個人的には大学の勉強が仕事に実務的に直結するかは、
その人が学んだ学問や大学時のスタンスに大きく依ってくると思いますが、
例えば佐藤さんが例に挙げた想像の共同体論等を知っていることで、社会の見方が変わってくることは仕事に直結させる以上に大切なことだなと思います。

ま、自分は学生の時あまり座学の勉強はやってなかったので、社会人1年目の今まさに大学受験以来の勉強をしているわけですが、視座を得るとともにモチベーションもちょっと得られた記事でした。


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