Sunday, 4 October 2009

【Review】【Movie】闇の子供たち

闇の子供たち

重い、そして色々な要素・・・グローバル化、格差、貧困、幼児性愛、正義・・・がミックスされている作品だと思いました。
個人的には原作読んでないと分かりにくいんじゃない?という部分もありました。

一点目として、所謂グローバル化によって世界的にも、一国の国の中でも格差は広がり、
ますます弱肉強食な世々となったと思います。
そのような中で、弱者が強者の食い物になる。
でも、まぁそれは言ってみれば古代からあったとも言える。

ここで、もう1つ思い浮かぶのは「身体感覚」の問題。
だれの発想か忘れたけど、現在市場経済の影響を受けた人間は、自身の身体までも市場にsellできるものだと考え、そのような思考を反映したような事例がでてきているという文献を最近読んだ気がする。
売春は人類史上の初期の初期からあった仕事って言われいるケド、これも自身の身体に値を付ける行為。
現在、技術の発展とともに自身の内臓等もその対象になった。
これによって恩恵を受ける人・受けない人が出てきたわけだけど、その最たる例はこの映画で扱われている人身売買。

自分は今日本の中でも世界の中でも、
あえて格付けみたいなことをするなら、上半分には入っていると思う。
その時、格差の底辺にいる人たちを想うことができるだろうか?
想う事ができても、果たして行動をとるだろうか?

色々と考えさせられる。
controversialな映画でした。

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