Tuesday, 23 November 2010

【Review】【Book】フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

クリス・アンダーソン
日本放送出版協会
発売日:2009-11-21

今年の初め位からずっと読んでみたかった本。
フリーペーパー、無料サービス、無料ダウンロード…etc.etc
今では当たり前だけど、よくよく考えてみれば無料のものって自分が小学生とか中学生の頃って殆どなかったなと振り返ってみると思います。
この本では著者が「無料のルール」として
①デジタルなものは、遅かれ早かれ無料になる。
②アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない。
③フリーは止まらない。
④フリーからもお金儲けはできる。
⑤市場を再評価する。
⑥ゼロにする。
⑦遅かれ早かれフリーと競い合うことになる。
⑧無駄なものを受け入れよう。
⑨フリーは別なものの価値を高める。
⑩稀少なものではなく、潤沢なものを管理しよう。

という10個のルールを述べつつ、16章にわたって、フリーについて説明してくれています。
 特徴的なのは今の経済が「アトム」から「ビット」に基づく経済に移行し、それに伴いフリーという新たなビジネスモデルが力を発揮してきたという点。分かり易く言えば、例えば音楽を例にとると、CD(という物質的なもの)からダウンロード(という電子的なもの)に主流は完全に遷移しました。
 確かにそういう観点から見れば、世界を回す仕組みが大きく変わったんだと実感しますね。フリーは製品やブランドの本質的な価値(販売値段ではなく)そのものを破壊してしまう可能性があるため、諸刃の剣である側面もありますが、どんな職業であれ多かれ少なかれ向き合わなければいけない事象であることを感じることができました。

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