Saturday, 21 August 2010

【Review】【Book】アイデアの作り方

ジェームス W.ヤング,今井 茂雄
阪急コミュニケーションズ
発売日:1988-04-08
「知識は優れた創造的思考の基礎ではあるが、それだけでは十分ではない。知識は、良く消化されて、最終的に新鮮な組み合わせと関連性をもった姿となって心に浮かび出てこなければ意味がない。」
アイディアを生み出すとはこういうことではないだろうか。
この世界を組み立て直す側の人間(スパキュラトゥール)は常に新しい組み合わせに夢中になっている人間だ。 
アイディアの作り方は何も特別で曖昧なものではなく、アイディアも車の製造と同じで一定の工程を経て作り出していくものだ。 どんな技術を取得する場合にも、学ぶべき大切なことは第一に原理、第二にその方法である。 
まず原理であるが、アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない。既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する所が大きい。
よって事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習慣が、アイディア作成には最も大切なものとなる。 
次に方法であるが、これには前述したように一連の工程が必要となる。第一に資料を収集するフェーズだ。
資料は特殊資料(自身の興味・専門分野、また業務領域など)と一般資料(世の中のトレンド、ニュース、雑学・・等)。 この資料を集める過程でカードを用いると後々事実の組み合わせをしやすいのは明白だろう。
資料集めは当たり前すぎて疎かになりやすいが、この資料集めのクオリティがアイディアの創出に大きく作用してくる。
次の過程はここで集めた資料を咀嚼することだ。資料あつめの段階では読み流していた部分も徹底的に咀嚼してみる。そしてアイディアを考えてみる。
この過程を過ぎると、当然のように煮詰まってアイディアに詰まるフェーズにはいる。このフェーズに入ったならば、完全にこの問題から心を放して全く違うこと(映画を見たり出かけたり)をする。
そうすると突然、ふとしたタイミングでアイディアが浮かびあがってくるので、それを捕らえることが重要だ。
そして最終フェーズはそのアイディアを現状に則したものへカスタマイズ(具体化・展開)していく必要がある。アイディアが潰えるのは実はこのフェーズが一番多い。
アイディアを生み出す過程とは大まかに言えばこのようなものだが、最後に筆者からこのようなメッセージが書かれている。「年輪を重ねるということは、諸君が活動的で生き生きとした感情と生活を放棄しない限り、諸君の貯蔵庫を豊富にするのにかなり役立つものである。」。また、「経験を直接的・間接的に絶えず広めてゆくことはアイディアを作成するどんな職業にも極めて大きな影響力を持っている。」とも述べている。
アイディアを生み出すためには一定の過程を経なければいけないこと、そして様々な経験を積み重ね、生き生きと生きることがアイディアマンになるために重要だということだろう。

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