Sunday 12 December 2010

【Review】【Book】勝つDBエンジニアのキャリアパス

DBスペシャリスト試験合格を目指す一環で読んでいるDB関連の本。
今回で3冊目。ちょっと視点を変えてキャリアパスに力点を置いた本を読んでみました。

実際にDBエンジニアからキャリアを進めていった方の経験から本が構成されているので、
なかなかタメになりました。


まず著者が考えているDBエンジニアの成果物は、
・概念や論理モデル(例:ERD)
・データ項目辞書
・DB定義書(容量やテーブルスペースやinit.oraなど)
・運用方式設計書の一部
・SQLレコーディング基準
・データベース定義体(DDL)
の6点。

そして仕事を遂行する上で気を付けて欲しいポイントとして、
・やり直しがききにくい内容を優先させる
・ユーザーの要件を正しく設計できているかどうかを把握する
の2点を挙げてます。
これはきっとどんな仕事でもそうかなと。

上記の仕事のアウトプット内容と気を付けるべきポイントを踏まえた上で、
DBエンジニアの強みとして、

・DBを核にした見積もり
・性能問題に対するリスク管理
・データを情報資源として捉える視点

の3つを挙げていますが、特に最後の点が印象的でした。
筆者はDBエンジニアのキャリアパスとして上記の強みを活かした上で、
・DBスペシャリスト
・コンサルタント
・プロジェクトマネージャ
・ラインマネージャ
・基盤スペシャリスト
を挙げていますが、個人的には将来的はコンサルタント的な職種に就きたいと思っているので、
その点についてピックアップしてみたいと思います。

まず筆者として、コンサルタントに求めるスキルとして以下の2点を挙げています。
・ユーザー側に立ってあらゆる知恵を動員してビジネス要件をまとめ、明確に説得できる。
・ビジネス要件の実現案について妥当性を評価して説明・説得できる。

これをもう少しブレイクダウンしたのが下図。
上記の図は本書から抜粋しましたが、分かり易くて良い図だと思います。
常識や事例と技術力を研究・取得する中で構造化する力を付けるとともに、
経営において資源・人・物・金の次である「情報資源」について力を発揮できるよう勉強していくことが大事そうです。
あとDA・EAの勉強もしていく必要性も示唆されていました。

2006年出版の本なのでちょっと古いですが、なかなか参考になる本です。

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