Saturday 29 January 2011

【Diary】"Ubiquity of innovation"

はい、今晩は。
本日は人生で初めて東大赤門を潜りました。
今までドラマ(多分「ドラゴン桜」)でしか見たことなかった赤門。
赤門前で英語で話しかけられるハプニングもありましたが、さらっと潜り抜けて校内へ。

本日は「新興国からはじまるグローバルイノベーション」というシンポジウムがあったので聴講しにいったわけですが、うちの会社のお偉いさんが英語で質問しているのにちょっとびっくりしたりしましたね。はい。

かくいう椎名は、受付で同時通訳のトランシーバー(講演は英語だったため)をつまらないプライドでもらわなかったので、講演者のインドの方の英語を(インド人にしては綺麗な英語ではあったけれど)ここ最近にはない集中力でメモっていた感じです。

そしてこのシンポジウム、とても面白かった。
ので、まとめつつ感想をば。

まずシンポジウムのテーマは上記の通り、「新興国からはじまるグローバルイノベーション」だったのですが、最初の方で問題提起。
それはイノベーションの発生に新興国も途上国も先進国も関係ない(Ubiquity of innovation)という提起。

これが何故かというと、下のスライドのように、

イノベーションには2つの形があるというのが根拠。
片方が技術革新によるイノベーション。
もう片方が意味を創り出す(Creation of meaning)というイノベーション。
前者が技術、後者が人間を中心に据えたものであることがポイント。

現状技術的な革新というのは、以前に比べれば頭打ちになってきたけれど、
意味を創り出す革新は世界のどこでも(例え技術力がなくても)生み出しうる。

ゆえの"Ubiquity of innovation"というロジック。
この例として講演ではインドで生み出された"ChotuKool"(http://innovation.hindustantimes.com/summit-news/the-new-cool-mass-market-godrej.php)というプロダクトを紹介していましたが、なるほどねと思いました。

そして話はこのプロダクトが生み出されるまでの過程を通しながら、innovativeなものを生み出す過程には何が必要かという主旨の内容へ。
まとめるとこんな感じらしいです。

Discovery(発見)からDiffusion(伝播)までの過程で必要な要素が述べられましたが、
講演者が強く繰り返していたのが、
"Jump into fish bowl,"と"Just Right" の2点。

前者は直訳すると「金魚鉢に飛び込む。」ですが、意味は実際に現地にフィールドワークしにいくなりなんなり飛び込んで見て・感じて・考えてこいとい意味。End Userのニーズとプロダクトの乖離を防ぐという意味以上に、真のニーズを把握するために必要なフェーズというようなニュアンスを個人的には感じました。

後者は必要なものをということ。以前インドでは-20℃まで冷やせる冷蔵庫があったらしいですが、実際には5℃~15℃位で長時間持たせられれば良いというのが調査で分かり、それをプロダクトに反映したそうですが、真に最終使用者が必要とするニーズだけを達成することが重要だというのが意見。
色々な機能をどんどん付け足しいって結局使い方分からない最近の家電に対するアンチテーゼのようにも聴こえました。

そしてこちらはinnovationのスパイラルみたいなものを提示したスライド。

この辺はまだ咀嚼しきれてないですわ笑

いずれにせよとても勉強になる機会でした。
今年はちょくちょくこういう場所にも足を運んでいきたいなと思っております。

最後に、「イノベーションを生み出すコツは?」という質問に対する講演者の回答で締めたいと思います。
"fail fast, fail frequently, fail cheaply."(「早く間違えて、沢山間違えて、そして安く間違える。」)

失敗は成功の母ということでしょうか。
motivatedされるシンポジウムでありました。

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