Monday, 15 March 2010

【Review】【Movie】空気人形


是枝裕和
バンダイビジュアル
発売日:2010-03-26
友達と早稲田松竹に見に行ってきました。
ファミレスに勤める年配のしがない男に買われた旧型で安物の空気人形(=ダッチワイフ)が、
心を持ってしまうという設定の映画。
心を持たないはずのダッチワイフが心を持ってしまうということから逆説的に人間の本質に迫っていたのかなと思います。
彼女の主人(買主)をはじめ、周りには過食症の女性や、売れないDVD屋のおっさん、ボケた婆さん、ホームレスのお爺さん、娘に振り回されるお父さん等々、どーしよーもない人ばかり。
その中で一目で好きになった男性と段々と近づいていく彼女。
”孤独”を埋めるために、心をもったがために男性との距離を埋めるために嘘をつく彼女を見るにつけ、人間て不器用な動物だなと感じさせられる。
全体的に静かで綺麗な映画です。
終わり方等含め個人的には好きなタイプの映画ではないけど、透明感のある作風とそこに描かれる生生しい人間の醜さのギャップは好きです。
あと空気人形役のぺ・ドゥナが本物の人形のように綺麗です。

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