Thursday 4 February 2010

【Clipping】東洋経済 2010年2月6日号より

今週号はめっちゃ面白かった。
特に、
「2020年の世界と日本」
の特集。
アメリカ、EC、BRICs、ビジネス、そして日本。
色々なトピックについて総34名の意見がズラリと並べられいるこの巻は、
保存版
だと思います。
年初の「アフリカの衝撃」に続き、2冊目の永久保存入りまーす。
ちなみに「アフリカ~」は父に奪われて帰ってきません。。。。
その2020年の世界と日本はあまりに面白かったので、思考の整理のためにも別で日記書こうかなと思います。
それ以外で興味を覚えたのは、
「名門クラブの危機を救った"渡り鳥"の手腕と手法」
という記事。
フェラン・ソリアーノというバルセロナの元副会長が経営再建について語っています。
彼の経歴は日本人から見ればかなり特殊。
スペインはカタルーニャ地方の出身。大学入学後、アメリカの大学に留学。
ついでベルギーに留学。ここでMBAを取得し、英語・フランス語・イタリア語を習得。
ちなみに彼の父母は経営者であるものの決して裕福な層ではない(父は鶏肉屋、母は美容室をそれぞれ経営)。
所謂「ビジネスマン」になってからは、消費財、電気通信、エンターテイメント業界で活躍。
あまり詳しくは書いてないけど、恐らくマーケティングやコンサルの立場から各々の仕事に関わっていたと推察される。
その後は企業を立ち上げたり、売却したり。。。
で、36歳でバルセロナの副会長に。当時経営がガタガタだったバルセロナで大ナタを振い、ビジネスモデルを一新。今の強さと経営の健全性を両立させたバルセロナ誕生に大きく寄与。
と、まぁなんとも華々しい経歴なわけです。
そんな彼は言っています。
「国際ビジネスをやる上で、他国の文化を知り、語学をマスターすることは欠かせない。」
「今ではヨーロッパの学生は国外の大学を渡り歩くのは常識である。」
そういえば留学時代に知り合った同年代の外国人たインターン先にいた現地職員は皆1~3つ位の留学経験を持っていた。
ある程度の所得があれば、他文化で暮らした経験は標準装備なのだ。
さて、翻って日本。
昔に比べればその数は増大したとは言え、
普通の学生には1回の留学が限度であることが多い。
お金という問題もそうだけど、
個人的には日本独自の就活というシステムも足かせの一つだと思える。
まず、時間が制限される。
少なくとも3年生の冬には日本にいないと就活のスタートに出遅れる。
2点目に、就職システムそのものが、新卒一括採用で転職が難しいということから、
リスクを避けるために1点目の時間制限が非常に強くなる心理が働くと考えられる。
しかしながら、日本で今必要な人材は何か?と聞かれれば、
何割かの答えは「国際的なフィールドで活躍できるグルーバルな人材」なる答えが返ってくるんじゃないだろうか。
フェラン氏が言うように、国際ビジネスで活躍する人材は他文化で暮らし、その言語・思考を多かれ少なかれ理解していくことが非常に重要なファクターだと自分も思う。
しかし、そのような人材を志向するにはかなりのハイ・リスクを犯さなければいけないのが日本の現状だと、記事を読んでいて思った。

8 Comentários:

ふみ said...

先進国の中でこんなに人や知識なんかが行き来しない日本は本当にガラパゴスだと思います…
海外では大学だけじゃなくて高校やそれ以前から行く文化が根付いている、ていう気もするのですがいかがでしょうか?

Yusuke said...

>ふみちゃん
そうだね。
例えば地理的な利便性ていうのもあるけど、
ヨーロッパで言えばお隣の国は言語も文化も違うわけだから、ちょっとした家族旅行とかで所謂「外国」に行けちゃうってのも大きいと思うんだ。
自分と同年代の外国人の友達とか小学生の頃から普通にフランスからイタリア、イギリス、オランダ云々かんぬんに行っていたし、留学(ていう認識が日本人と同じかは微妙やけど)というものに対する壁みたいな物は金銭的にも精神的にも低いように感じます。
世界的に見れば、南米とか中東だとまだ欧州に留学に来る人は一握りだけど、南米の人には近場にアメリカがあるし、中東は西にも東にも陸続きでこれから益々豊かになるっていうアドバンテージがあるよね。

片や日本は、四方海・・・w
素籠り状態であるorz

ふみ said...

イギリスも島国ですけど、留学する人は多いんですね。

EUという地域共同体が気持ち的な障壁をなくしているんですかね。

Yusuke said...

>ふみちゃん
一部の若者の中で「I'm British.」とか言わずに「I am European」という傾向にあるっていう記事がどっかにあったけど、EUがその障壁を無くしているかはちょっと分からないなー。
個人的にはやはり地理的要因がとても大きいと思う。
イギリスも島国って言っても、もはやEurostarでロンドンからパリまで3時間弱、そのままベルギーやドイツまで行けるからねww

日本も中国・韓国までだったらそんなに遠くないけど、あまり中国に留学する人ってそこまでいないような気もするよね。

ふみ said...

>一部の若者の中で「I'm British.」とか言わずに「I am European」という傾向にあるっていう記事がどっかにあった
若者の中でというのが特に気になります。イギリス・ヨーロッパ大陸諸国の障壁は今後ますますなくなっていくんでしょうね。

そうなんですよね。
地理的制約のことを考えたら、韓国や中国もイギリスが大陸へ行くのと同じように近いですよね。

大陸進出を拒んでいるものは、個人的には中国・韓国へ行くメリットをあまり感じない(怖いし不衛生だし環境が悪いなどを特に前者は感じる)ことかなと思います。多分調べたらメリットはたくさんあるというか東アジアの密接な係わり合いは必要になってくるため、重要だと思うんですけどね。
自分も留学するのであればヨーロッパを選ぶと思います(^^;)

Yusuke said...

>ふみちゃん
中国の人が読んだら怒りそうだねw
日本がとても住みやすいっていうのも、もしかしたら外国に行く気持ちを削ぐ一因なのかも知れないね。
食べ物美味しいし、気候も悪くないし、異常に衛生的だし。

加えて、なんとなく西欧諸国の方に憧れるみたいな気持もあるような気もする。
冷静に考えれば、今後のことを考えると中国留学とか凄いメリットだと思うんだけどねw

ふみ said...

>中国の人が読んだら怒りそうだねw
確かに!!すみません…中国の知人の方などいらっしゃったら、というか不適切だと思えばコメント削除してもらって全然構わないです!

あと長くなりそうなためツイッターでつぶやき始めましたww

Yusuke said...

ふみちゃん
ww
了解~♪

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