【Review】【Book】今さら聞けないクラウドの常識・非常識
ようやっと今月の読書テーマである「クラウド」関連の本に辿りつけました。
長かった「戦略」。こんにちは「クラウド」。
この本はホント読みやすい!バイトへの通勤の往復のみでほぼ90%読み終えました。
言葉通り、Cloud(雲)のようだったクラウドが少しだけ分かった気がします。
クラウドは大雑把に言えば、ネットを介して雲の向こう側にあるものを使うという概念。
例えばGmail。
凡そ1GB近くあるメール機能を使えるけど、そのサーバーがどこにあるかは使用者まったく意識しない。
例えばDropbox。
複数のPCで同じファイルを共有できるこのソフトもどこにそのサーバーがあるかは使用者の感知することではない。
これらがSaas(Software as a Serviece)に分類されるものだけど、雲の中から自由に使いたいものを引っ張ってくるようなイメージ。
自分のイメージとしては、ドラえもんの四次元ポケットw
このクラウドで大きいのは要らなくなれば、しまう(捨てる)ことができるという点。
元来データセンターのような大きなサーバーを保有することは、
資金をかなり喰うため新興ベンチャーにとっては高嶺(高値)の花とも言えるし、
大手企業側でも使おうとも使わずとも保守・管理の費用がかかるものだった。
これに対して風穴を開けたのが、
GoogleやAmazonといったクラウド事業にかなり早い段階から取り組んでいたクラウドネイティブと呼ばれる企業たち。
世界各地に多くのデータセンターを持つこれらの企業は、自身が使っていない余剰なサーバーを用いてクラウド(雲)の中でデータスペースのようなものを企業に提供するするビジネスを始めた。
AmazonのEC2といったサービスを使い、あたかも自社サービスであるかのように消費者にサービスを提供するようなベンチャーも誕生した。
サーバーを自前で実装せずとも、使う分だけ使う時期に合わせてお金を払えばよいクラウドはベンチャー企業にとっては願ったり叶ったりなものだろうし、提供する側にも良いビジネスモデルだと考えられる。
ベンチャーだけでなく、普通の企業にとっても保守点検の費用が削減されることなどのメリットがある。
もちろん良いところだけでなく、
・データの所在地が自身でも分からない
・競合他社とデータが隣り合わせで存在する(万が一流出した場合のリスク)
が挙げられる。
まるでドラえもんの四次元ポケットの中で道具がぐちゃぐちゃになるかのような印象。
ただ、Google等の企業のデータサーバーをクラッキング等で攻撃できる相手なんて絞られるし、
それ以上の堅牢さを誇る企業はあまりない。セキュリティ面は今後どんどん改善されていくだろうし、クラウドの存在(を元来感じないが)はますます大きなものになっていくように本を読んでいて思った。
今まで、散々「クラウド、クラウド」聞いて「なんじゃそりゃ」と思ってましたが、
とても大きなインパクトを受けました。
わぉ。
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