Saturday 27 February 2010

【Diary】Vietnam -旅を振り返って-

日本という環境の中、ではなく。
世界の中で自分はどういう立場にいるのか。

昨日mixiのプロフィールを弄っていた時に、
行った国をカウントしたら住んでる日本を入れて10ヵ国の国に住んだor行ったことがあることが分かった。今更ながら。
UK(England, Scotland, Walse),Chaina, France, Spain, Sweden, Finland, Austraria, Vietnam, Morocco そしてJapan

今回行ったVietnamは発展途上国だった。言葉に対するイメージは人によって揺蕩うものだけど、Vietnam、特にHCMCは同じく発展途上国とも言えるMorrocoのマラケシュ(の特にフナ広場)ととても似通っているイメージを受けた。もちろん宗教とか、文化は全く違うんだけどね、ホントに。
ただ、町に人が沢山いて、五月蠅くて、汚くて、セコクて、でも元気で。
モロッコは興奮や緊張であまり周囲を冷静に見れなかったし、滞在の3分の1近く車のなかにいたのであまりその国の生活を見ることもなかった、ベトナムでは比較的冷静にその国を観て、街でその国の人の暮らしを知ることができた。

雑多としてて、衛生観念とかあまりないけど、そこに生きる人はとてもパワフルだったと思う。
日本も終戦直後はあんな感じだったのかも知れない。知人が見た昔の映画の情景はベトナムのそれととても似ているとのことだった。ちゃんと舗装されていない街、道に屯して隣人と遊ぶ人々。

戦後、今年で60年。日本は急激に発展した。
発展し過ぎて、それが当たり前になり過ぎて、自分たちが例外であることを忘れてしまっている気がする。

日本ほど交通や電気、通信を含めた全てのインフラがこんなにも整っている国は、(自分が行った国の中には)他にない。
そして、昼夜問わず人が買い物し続けるエリアをこんなに沢山あるのも日本位だろう。特に東京。LondonのOxford CircusやPiccadilly Circusは何となく似通った部分があるし、France, Spain, 行ったことないけどItalyとかの一部にも近しいものはあった(しあると思う)けれど、東京程多くのShopping Pointを持っているワケでは決してなかった。
経済的・物質的には滅茶苦茶、豊かなんだ、ホントに。

しかしその一方で、日本は異常なまでに自殺大国にもなっている。
現行の年間3万人ですらもう異常なのに、世界基準に合わせて今は加算されていない変死者数の半数をその数に加えれば自殺者数年間10万人を超して、世界ダントツになる可能性もある国である。

世界でも1、2位を争うほどの豊かな国であり、
同時に世界で1、2位を争う自殺大国。
いや、まいるね、ホントに。

ゴールドマンサックスが出している推測によれば、僕が50歳になる頃には日本のGDPは今の6割程になるらしい。
少子高齢化による労働人口の低下、税負担の増加は免れないし、
経済が雁行型発展をするならば、日本のピークはとっくの昔に終わっている。

「例外」であることはとても難しい。
人は「自分にだけは・・・なことはあり得ない。」と思いがちだけど、そんな予想はいつも概ね裏切られる。誰しもが経験してることだと思う、まったく。「例外」であることってまったくもって難しいんだ。
で、ここで「仕事」について考えてみたい。
今まで日本では、
一つの企業(できるなら大手)に入り、そこに定年まで勤め、家族を持ち、老後を過ごすというのがメインストリームで、それ以外はアウトローだった、極論で言えばね。
後者は人生の落伍者か異端者、もしくは異常なまでの才能やスキルを持つ「例外」であるように見ていたような気がする、個人としては。

しかしそもそも論として、日本における多くの人の今の生活基準は、世界から見たら例外的なものなんだよ、ホントに。
これから衰退していく(数なくとも大きな経済発展はない)と考えられる日本において、今までの生活基準の引き下げにどれだけの人が耐えられるのだろう。人間は変化の動物だと言いますが、僕には全く予想もできないわけです、まったくね。

で、話を戻すと、例外であることは大変難しいわけです。
それなりの努力と代償を支払わないと、それだけの対価を得る事はできない。

代償を払って、対価を得るか。
それとも環境の変化に合わせて、自分をsizingしていくのか。

後者の方が幸せだと思うけど、少なくとも今の時点では自分が生活の水準を下げられるとも思えないので代償を払うべく努力することにしました。
Vietnam旅行以降、久々に勉強する気が強くなった。
この度はとても大きなものであったことを、表示し、客観視し、内面化するべく、書いてみました。
ちょっとホールデン風に。

Vietnamにはまった行ってみたい、いやホントの話。

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