Saturday 11 July 2009

Review【「セックス格差社会」】

セックス格差社会
門倉貴史著



最近注目しているワーキングプア問題。そこから派生する問題の一つが少子化。
ワーキングプアになることで実際に、
・女性から見る結婚基準からの脱落(目安年収400万)
・出会いの減少(交際費に回すお金がない)
・収入に対する養育費の負担増加
といった点で、未婚・晩婚化や少子化が促進されていく。

また、カップル率が高いと言われる派遣労働者であるが、その際避妊具に対してお金を回す余裕がないがために経済基盤を持たない状態で子供を作ってしまい、その子供が環境や勉強の面からワーキングプアになるというスパイラルが形成されているとも言われている。

低所得者にとっては、上記のような点が問題ではあるが、逆に視点を反対側にずらすと、高所得者でもセックスレス化が進んでいる。
これは高所得になればなるほどプレッシャーが高まりEDになる確率が高いことや、物理的・体力的にセックスをする余裕が失われていくことが原因だと考えられる。
労働時間が増えれば増えるほどセックスをする回数が減少していくことが統計として出ており、労働時間過多だと言われる日本は(文化的・精神的側面もあると思うが)、フランスが年間のセックス平均回数120回なのに対して、年間45回という数字が出ている。
平均セックス回数は、妊娠率とも密接に関わっており、フランスが合計出生率を近年持ち直したのに対して、日本のそれが下がり続けていることは決して無縁ではないだろう。

政府は、ピンポイントの対策ではなく、もっと包括的な少子化対策、ひいてはワーキングプア対策を打っていく必要があるのだろう。

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