Sunday 19 July 2009

【Review】【Book】日本を貶めた10人の売国政治家

「日本を貶めた10人の売国政治家」
著者:小林よしのり


小林よしのりは、賛否両論はあると思いますが、留学中に「戦争論」や「ゴー宣」を読んでから割と好き?というか気になる人物。

最近政治に興味が出てきたこともあり、読んでみましたが、やっぱり右翼っていうかラディカルな人だよね、とは思いました。

ただ、面白いというか考えさせられると思ったのは、

小泉改革は結果として格差社会の構築を加速化したけれど、それに対する見解として、この本では日本人の特性を、アメリカ・中国のような個人主義的な働き方ではなく、他人と協働して個ではなく集団として動ける所が強さであったことを指摘し、それ故に格差を肯定し、一億総中流からスペックの高く功績を残せる人間が富みそうでない人間は貧困にあえぐことを良しとするシステムは日本人にとって不適正だとしている点。

集団の中で個が抹殺されることを日本人は常々問題とし、ホリエモン辺りから個の力で局面を打開する(ビジネスを立ち上げる、会社に束縛されず自由に生きる)personalityを憧れ、称賛する流れが刹那にあったと思うし、今現在もそれはあると思う。
個人的にも、集団で没するよりは、個で活躍できる方がカッコいいと思うし、満足度も高いと思う、・・・でも、その中で生きていくって、相当の覚悟が必要だよね。

個のスペックを上げるようにmotivateし、それが正当に評価されるシステムを形成しつつ、同時にそこから落伍した人間を救うセーフティネットを満遍なく敷き詰める。
言葉にするのは簡単だけど、難しいこと。

この本で書かれている政治家批判は、それはそれで面白いし、核心を衝いているんじゃないかとも思うけど、バイアスが多そうだから、今のところは一つの情報として自分の中に留めておこうと思います。

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