Friday, 31 July 2009

【Clipping】AERA 2009.8.3号より

AERA 2009年8月3日号
「昭和妻は3度破綻する」より

ちょっと前までは、「(金持ちの)旦那と結婚して、専業主婦になりたい」、若しくは「結婚しても、(旦那の金で)自分の趣味を見つけてやり続けたい、極めたい」みたいな女の子と話していても、「あははは」(苦笑)な感じで済ませてこれましたが、もはや景気も悪いし、かつ日本の経済成長があまり見込まれない今日においてもそんな事を言っている子に会うと、「大丈夫かいな・・・」と正直思ったりします笑

自分が、家族という最小単位の社会的コミュニティでの稼ぎ頭になる(であろう)事を半ば宿命付けられた日本男児に生まれたことで、何で女性がそういう(専業主婦になる)発想に執着するのか、いまいち合点がいかなかったのですが、この記事で少しピースが嵌った感じです。

あ、ちなみに僕はフェミニストでもなければ、男女差別主義でもありません、悪しからず。

このAERAの記事でタイトルにきている「昭和妻」という聞きなれないワード。「団地妻」ではありません。「昭和妻」です。軽くAVの香りは・・・しないですね笑

AERAで定義付けている「昭和妻」とは、
日本が人類史上稀に見る高度経済成長を遂げ、毎年、毎月、毎日右肩上がりの経済成長を遂げていた時代、1960年代から1970年代に結婚した女性の多くは専業主婦になり、その専業主婦達の旦那達は正しく高度経済成長期の真っ只中に仕事盛りだった世代で、リストラ・賃下げ知らず。退職金満額もらって老後は悠々快適ライフな方々。そんな旦那を持ち、専業主婦達は日々ハイテク化していく家電をバンバン買い換え、マイホーム、マイカー、子供の教育へと消費を続け、働いてもパート程度。昭和妻にとっての生命線は、家計の財布を握ることで、これがある意味、昭和妻たる「利権」を生んでいた。

そして、時は流れて21世紀。
そんな昭和妻を親に持つ世代が、「リバイバル昭和妻」として幅を利かせている、と。
今現在40歳前後の世代ですね。

日本の景気はこれ以上あがってこないし、賃下げ・リストラ上等な時代の中でも、彼女らの理想は、あくまで彼女ら母親の生活であり、同じ事を繰り返していくと。しかしながら、経済環境はあくまで劣化しているのにも関わらず、消費行動を母親と同じ基準ですれば、破綻するのは誰しもが分かること。彼女らが家計のリスクになっていると記事では指摘しています。
まぁ、60年・70年代は勿論そうだし、今40歳前後の女性は、今現在からキャリアを形成し始める女性よりも格段にキャリア形成が環境的に難しく、専業主婦を務める中で、自身の自己実現願望が、消費だったり子供の教育だったりに向いたのは容易に想像できるし、納得できることではあります。

さて、そんな「リバイバル昭和妻」や、それよりちょっと年上の女性を母親にもつ、僕や今の高校生位の世代はどんな願望を持つのでしょう。
僕の世代(22歳前後)には、多かれ少なかれ「昭和妻」的願望を持つ子が多いと思います。勿論程度の違いはあるし、キャリア志向の子も沢山います。

「昭和妻」を地で行くことが難しくなってきた今、「リバイバル×2 昭和妻」は減少していくと思います。そうすると、次の「平成妻」とも言える女性達はどんな価値観・願望を持つのでしょうか。節約志向か、それともバリバリなキャリア志向か。

こんな事を考えさせられる、面白い記事でした。

1 Comentário:

Anonymous said...

そうですか。面白かったですか。

要は、この記事自体が「貧乏な黒人=犯罪者」、「中国人=声が大きい」といった風な誇大解釈(オーバージェネラリゼーション)を元に組み立てられている議論であるから、正しいような気はしても、実際には根拠も何も無い机上の空論なんですよね。そもそも、「昭和妻」という括りにした時点で、社会学的にはすでに偏見になるのですが……。

まあ、みんながみんな、社会学をやっているとは限らないとは分かってはいますが、こんな記事に原稿料を払ったアエラってどうなのよ、とわたしは思いましたけどね。

変なコメントで、申し訳ないです。

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